子育てしながら心豊かに働こう

掲載日:2010年06月11日

家庭も仕事も趣味も充実!欲張りテューターの1週間

ママだって、しっかりお仕事したい!でも、仕事を始めると、家のことに気がまわらなくなったり、趣味はあきらめざるを得なかったり…。
家族との時間を大切にして、家事と仕事を両立しつつ、しっかり趣味の時間もキープ!
できるかなあ。そんなこと。
今回は、そんなすてきなママのお仕事ぶりを紹介しちゃいます!

[ラボ・テューター賀谷美紀さんプロフィール]

1991年結婚。
2002年4男が0才8ヵ月の時ラボ・テューターとなる。現在7クラス。
家族は夫と小学生から大学生までの子ども4人(全員男子)

英語を教えることに終わらない仕事

賀谷さんは、ラボ・テューターとなって8年目。今では、子どもから大人まで7クラスを抱え、毎日大忙し。ラボっ子も総勢58名という大所帯です。
取材日は、年長さんから5年生までの9名のクラスにお邪魔をしました。


「テューターは
イワトビペンギンに似てるよ!」

賀谷さんは、滞りなくその日のテーマを終えることよりも、一人ひとりの子ども達の話をきちんと聞くことを大切にしています。だから、時には時間が延びてしまったり、テーマ活動を最後までできなくなってしまうことも…。そんな賀谷テューターのことを、子ども達は大好き!「やさしくてなんでも相談できる!」と3才のときから通う小学校2年生のNちゃんは元気いっぱいに教えてくれました。

幼児の頃から大人になるまでの長い付き合いとなるラボ・パーティは、時に家族より頼りになる存在となることも。「英語の技術を教えるのではないので、ラボはやりがいがある」という賀谷さんです。そんな賀谷さんの活動はラボのクラスだけにとどまりません。

仕事:家族:趣味は、4:4:2が心地よい

現在、賀谷さんは、家事をこなしつつ、ラボの7クラスのほか、ラボの研修、そしてラボ神奈川支部の交流委員(役員)として、様々なこども達との行事やキャンププログラムの内容検討会などもこなしています。また、夫や4人の子ども達との時間、学校での読み聞かせボランティアなども大切にしています。さらには趣味の時間も充実。チャイナペイント、バイオリン、ガーデニング、ウォーキング、息子とのキャッチボールも大好きとか。
中でもチャイナペイント(陶器の絵付け)は、師範級の腕前。これらの趣味の時間は賀谷さんにとって、すべてをリセットし、リフレッシュできる大事な時間です。


生活に潤いをもたらす趣味のひとつ

仕事と家族と趣味の比率は、賀谷さんの中では4:4:2だそう。
仕事ばかりでは、きつすぎる。家族だけでは物足りない。スパイスのような趣味の時間も欲しい。この4:4:2という絶妙なバランスが、賀谷さんの人生に心地よい緊張感をもたらしているようです。
もっとも、「楽しいという意味では、ラボも趣味のようなもの」と賀谷さんは言いますから、豊かな人生ですね。

メリハリのある生活で無駄時間をなくす

では、賀谷さんの1週間をのぞいてみましょう。

月曜日 ラボセンターでの会議や研修会の日 ラボ研修 ラボ研修 家事・子どもとの時間
火曜日 ラボがお休み。その他のこととラボの準備の日 読み聞かせボランティア ラボの準備 家事・子どもとの時間
水曜日 自宅外で遅くまでラボがある日 読み聞かせボランティア ラボクラス ラボクラス
木曜日 自宅でラボが2クラスある日 ラボクラス 家事 ラボクラス
金曜日 学校行事や調整の日 家事 趣味 ラボクラス
土曜日 家族との日 家事 子どもとの時間 家族との時間
日曜日 家族との日。趣味、外出など 家事 趣味やおでかけ さまざまな準備や調整

月曜はラボの研修、水曜は、自宅外で遅くまでびっしりとラボのクラスがあり、どちらもハードな日。
木曜・金曜は昼に1~2クラスある比較的ゆるやかな日。クラスのない火曜日と、比較的楽な金曜日に、病院や学校行事、学校での読み聞かせのボランティア、仕事の準備、PTA、ラボの地域の交流委員の仕事、趣味などを、効率よくあてはめていきます。
土曜は、主に家族との日。家事や買い物に、子ども達の試合の応援などにあてます。日曜はすべての調整であり、新たに始まる1週間の準備の日でもあります。

賀谷さんの一日は、5時にスタート。
賀谷さんのお子さんは、大学生から小学生まで、なんと4人の男の子!朝は、食べざかりの子ども達3人分のお弁当づくりがあり、毎日朝8合、夜1升のお米を炊くというから驚きです。
家事だけでも、かなりハードなことが予想されますね。


大学卒業まで続いた子に、
ラボママからケーキをプレゼント

9時ころまでに家事を手早く済ませます。その後、昼間や夜の空いている時間にこなす家事は、2回目の洗濯や、翌日の家事の前倒し。

こうしてみると、スーパーレディのようですが、実は、賀谷さん、もともとのんびり屋さん。のんびりタイムが取りたくて、家事はガンガンとこなすそうです!

このほか、「タイムスケジュールは、毎日組むけれども、とらわれすぎない」、「毎日の食卓は、半調理品なども使うが、土曜日の夜はなるべく手をかけてしっかりと作る」、「買い物は、生協の宅配の利用と、残りは土曜日に一挙にすませる」など、「ざっくりなところと締めるところの2段構えの賀谷流」で、毎日をまわしていきます。

趣味のように楽しく仕事を。

こうして、仕事、家庭、趣味と充実している毎日ですが、もし違う仕事であったなら、今のような充実感を得るのはむずかしかったのではないかと賀谷さんは感じています。


子どもの笑顔がとっても好き!

実は、賀谷さんのお子さんは、4人とも何らかの大病を越えて、今に至っています。息子さんが大病に患ったり、反抗期の時にも仕事を続けることができたのは、ラボ・テューターだからこそと賀谷さんは言います。
病気と反抗期がぶつかり、息子さんが自暴自棄になった時期に、もしいつも家にいない仕事であれば、やめざるを得なかったでしょう。

さらに、当時息子さんを救ってくれたのは、ラボのキャンプでの高校生や大学生のお兄さんたちの言葉がけだったそうです。子どもが親から離れて行く時期に、ラボでの異年齢交流が、頼れる存在となったのですね。また、賀谷さんにとっても、いっしょに歩んでいく地区のテューター仲間は、大きな心の支えとなりました。
てきぱきとした手際のよさだけでは解決できないのが、子育てと仕事の両立のむずかしさです。

「あ~。上手に説明してくれたね。どうもありがとうございます。ここのところはどういう意味かな?」
クラスでは、賀谷さんの実に巧みなリードでレッスンが続いています。アイコンタクトを大切にし、子ども達の話をしっかりと受け止め、さらにアウトプットしやすいように、ヒントをポンポンと投げていき、子ども達と言葉のキャッチボールを続けていく賀谷さん。その姿は、8年前に「人前でリーダーシップを発揮したり、上手に話すことは自信がなかった」人とは、とても思えません。
趣味のように楽しく仕事をこなし、仕事のようにきめ細かく趣味の作品を仕上げる。そして、いつの間にか人間的に大きく成長を遂げている。そんな人生をあなたも歩んでみませんか。

(取材・文・撮影/宗像陽子)

賀谷さんからのメッセージ

ラボ・テューターは、英語の技術を教え込むのではなく、人生をいっしょに歩いていく第二の母的存在。時には子どもやご両親とともに悩み、涙することもありますが、その100倍得るものがありますよ!