子育てしながら心豊かに働こう

掲載日:2010年08月06日

ラボのサマーキャンプに行ってきたよ!

今まで、多くのラボ・テューターに取材をしてきたむなぽん。
その折々に聞かされてきた「サマーキャンプ」なるものの存在…。
普通のキャンプと違うの?子どもだけで参加しているんでしょ?テューターが全部面倒をみるのは大変では?と気になるむなぽん。ついにキャンプに潜入してきました!
今回は、「ラボ・テューターになろう!」番外編。ラボのサマーキャンプをレポートしちゃうよ。

共通のテーマを通じて心はひとつに


全国から700名が集合しました!

全国7ヵ所で全15回行われ、参加者は8,000名を超える大きなイベント、ラボのサマーキャンプ。むなぽんは、7月29日から行われていた黒姫サマーキャンプ第2班の3日目、7月31日(土)に潜入しました。

第2班の参加人数は、総勢700名、ラボっ子は小学校1年生から大学生まで、テューターは70名以上という大所帯。しかも初対面がほとんどで、年齢も住んでいる地域もバラバラというのに、「ホームシックになる子はいません」と胸を張るのは、事務局の中尾さん。

同じパーティからいっしょに参加している子ども達もテューターも、ここに来ると、違うコテージに分けられてしまいます。みなひとりぼっちの状態でキャンプに参加するのに、ホームシックになることもなく、混乱もないのはなぜでしょうか?


悪役ハンターをやっつけろ!
ハンター役はスタッフです。

ラボのキャンプでは、毎年必ずテーマの物語が定められています。今年は「TANUKI」というC・Wニコルさん作のオリジナル絵本を元に「たぬきのだんな、サファリに加わる」が共通テーマ。この本を英語と日本語でたっぷり味わった子ども達は、「TANUKI」の劇表現や、いつもラボの時間で遊んでいる手遊びなどがはじまれば、初対面同士であろうとすぐに打ち解けてしまうそう。

すでにキャンプに入って3日目になっていた取材日は、みなとても仲良し。とても、全国各地から集まり、2,3日前に初めて会った者同士とは思えません。

日本にいながら国際交流

取材日の午前中は、事前に楽しんでいた「TANUKI」の世界をキャンプ場の中に再現。
豊かな自然の中で、女王様や悪いハンターが出てくるお話の世界に浸れば、五感を通して物語が自分のものになっていきます。

午後には、バザーが開かれました。各自がそれぞれ作ってきた手作り品を10円~売り買いする楽しいバザー。カナダやオーストラリアからきたインターンの学生とも、楽しくコミュニケーションをとっていました。

ラボには、国際交流という大きな目的があります。ラボでいうところの「国際交流」には「国外でやる国際交流」と「国内でやる国際交流」のふたつがあります。将来的には、海外でのホームステイなどのプログラムも用意されていますが、国内キャンプでは、気楽な国際交流ができるのも大きな魅力のひとつです。


「売れちゃうよー」
バザーで大張り切り。


さあ、バザーの準備に出発!


カナダやオーストラリアからも参加

テューターの役割は、目配り気配りの母親


私たち、シニアメイトです!

さらに子ども達がホームシックにもならず、テューターがきりきり舞することもなく、活動が進んでいる大きな理由は、おおらかに続く異年齢の流れがあるからのようです。

キャンプ全体の流れをリードしていくのは、テューターでも、スタッフでもありません。「シニアメイト」と呼ばれる高校生のラボっ子たちです。

高校生たちは、最初は「えー、こんな小さい子たちを見ていくのー?」と目を丸くするそうですが、3日目ともなると、そのリーダーシップは堂に入ったもの。大学生チームはそのフォローにまわり、テューターさんたちもスタッフも、管理ではなく、温かい目でサポートします。


お久しぶりです!むなぽんも以前取材した
武テューターに再会してカンゲキ!

テューターは「ロッジマザー」と呼ばれ、全体を把握する役割です。その名の通り、母親のような気配りで、漏れている子はいないか、抜けていることはないかサポートしていきます。今までの人生経験を生かして、大人の目線で接してあげる。そして、何より、自分自身がキャンプを楽しむことが一番大切のようです!

だんだん家族になってゆく


「キャンプはすばらしい体験です!」
と鈴木さん

今回初めてサマーキャンプに参加したテューターさんにお話をうかがうことができました。山梨でテューターをはじめて4年になる鈴木さんは、娘さんと、ご自身のパーティのラボっ子とともに参加しました。

「ふだんのパーティでも異年齢交流はありますが、キャンプでは、中学生あり、高校生あり、大学生あり、小さい子あり。最初は緊張しつつも、しだいに自分の居場所を確保していき、助け合い、みなが、短期間に成長していく様子を見ることができました! ロッジ全体が、しだいにひとつの家族になっていくところがすばらしいです」と鈴木さんは語ってくれました。


TANUKIのペインティングも鮮やか!

テューターにとっての喜びは、子どもとの交流にとどまりません。さらに、大きな楽しみは全国から集まったテューター同士の交流。キャンプでは、初対面のテューター同士、戦友のように語り合ったり、なつかしい顔に再会したり、さまざまな喜びのシーンが見られます。

この日ホールでは、夜のキャンプファイアーに向けてテューターが全員集合し、歌の練習をしていました。「さあ、歌を練習しましょう!」と一声かければ、パッと集まるテューターさんたちのチームワークも見事。歌も踊りも、のりのよさはぴか一です。

「サマーキャンプはテューターにとって、とても勉強になります」と、鈴木さん。先輩テューターの気の使い方や心の広さ、留学生との接し方に触れて、「いずれは私もホームステイの受け入れができるかもという気になりました!」とのこと。子どもばかりではなく、テューターにとっても、得るものが多く、成長できるキャンプなのです。

「ロッジマザーは、大変っていえば大変だけど、得るものはそれだけたくさんあるわよ。何者にも替えがたいわ」そういったベテランテューターさんの言葉に、ラボの魅力がそのまま込められているようでした。

(取材・文・撮影/宗像陽子)