ピピっと子育て情報

掲載日:2017年07月12日

我が子の英語教育を考えよう

文部科学省は2020年に向けた『グローバル化に対応した英語教育改革』に取り組んでおり、これからは「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」という時代になるんだとか?!今月の特集は、「英語教育はどう変わるの?」、「英語をどう取り組んでいけばいいの?」というママ・パパの疑問にズバリお答えします。
取材・文/森田 亜矢子

お話を伺ったのは…

坂本文子さん

医科学修士・保健師。子どもが0才よりおうち英語を始め、おうち英語専門スクールOn Mom's Lapを立ち上げる。発達の専門知識をベースに、おうち英語が進めやすくなる方法を考案。



今村紀子さん

米国のハイスクールを卒業した帰国子女。外資系企業のマーケティング職、上席執行役員を経て、出産子育てを機に"おうち英語"'を始める。おうち英語育ちの長女は幼稚園の年長で英検三級に合格。

「日本の英語教育、どう変わるの?」

日本の教育は今、大きな変革期を迎えようとしています。まずは、これから日本の学校教育における「英語教育」が、どのように変わっていくのか見ていきましょう。

2020年教育指導要領の改訂

-『教育指導要領』とは、全国どの地域で教育を受けても、一定水準の教育が受けられるよう、文部科学省が定めている教育過程(カリキュラム)の編成基準。


 先生たちはこれを元に授業を組み立てているのですが、2020年にこの『教育指導要領』が大きく変わります。英語については、「実践的なコミュニケーションで使えること」を重視。小3から授業の教科としての「英語」が始まり、小5からは成績の採点対象となる教科になっていくと言われています。

4技能を重視

- 英語教育改革の中で大きなポイントとなるのが、今後は「読む・話す・聞く・書く」という4つの技能のバランスを重視するということ。


 これまでは、主に「読む」「聞く」という技能が中心でしたが、これからは4技能にフォーカスして、より実践的に英語を使えるようになることが目標になります。大学受験においても、Writing(小論文)・Speaking(英会話)の技能も評価対象となっていくようです。

「どんなふうに取り組んでいけばいいの?」

 実は、英語習得の鍵を握るのは、ママ・パパの取り組み方なんです。ママ・パパは、言わば子どもの英語教育のプロデューサーで、自分自身が英語を喋れるかどうかはさておき、我が子に対してどのような教育機会を組み立てていくかがポイントになるんだとか。具体的な「我が子に対しての英語教育」の取り組み方について、おうち英語の専門スクールOn Mom s Lapの講師、坂本さんと今村さんに教えていただきました。

インプット2000時間

 「どれくらいやればいいの?」「今後は学校の授業だけで喋れるようになる?」というご質問がよく出てきます。英語習得に必要な時間は大きな個人差がありますが、インターナショナルスクールや英語教材では、『インプット2000時間』と言われています。つまり、「英語が喋れるようになるには、最低でも2000時間くらい英語に触れることが必要」ということです。例えば、今後、小3から週に2時間の英語の授業が年に40週あったとして、1年あたり80時間。2000時間に達するには25年かかるという計算になります。週3時間でも16年です。あくまで1つの目安なので、2000時間やれば英語習得が完了するわけではないのですが、今後も公的教育だけで英語が喋れるようになるのは難しいのかもしれないですね。

インプットは「質」が大事

 さらに、「インプットは英語ならなんでも良い」というわけではありません。第二言語習得法で有名な言語学者クラッシェンによると、「本人の理解を少しだけ上回る程度のレベルの内容でなければ、単なる雑音となり習得効果は低くなる」とのこと。つまり、レベルの合っていない内容ではあまり意味がないということですね。DVDであれば、その中の会話の内容を本人が8割くらい聞き取れて理解できるレベルのものを選定する必要があります。これは英会話スクールや、絵本などの教材の選定にも共通して言えること。ママ・パパは、日々変化していく「子どもの英語力」にマッチした内容かどうかを常にチェックしていくことが、とても大切なポイントになります。

おうち英語」がブーム!

 英語を効果的に習得していくためには、学校での授業や英会話スクールに通うだけでなく、日々おうちで何かしら取り組んでいくことが効率的です。『インプット2000時間』を1つの目安に考えると、インターナショナルスクールのように圧倒的なインプットが得られる環境でないのであれば、おうちでの1日 分の取り組みが週2時間強になりますから、日々の積み重ねの価値は大きいですよね。そのような「おうちでの英語の取り組み」が、『おうち英語』と呼ばれていて、最近流行ってきています。おうち英語本も多数出版されています。例えば、英語の絵本の読み聞かせや、英語の歌、英語教材を使ったかけ流しなどど。様々な取り組みがありますが、私たちは、親子の関わりから「言語」だけでなく「情緒」も育てられる「歌」と「絵本」をオススメしています。それぞれ、子どもの英語の理解レベルに合ったものを選び、まずは単語だけの簡単なものから始めてみましょう。おうち英語のポイントは、1つは「日々、反復できること」。そしてもう1つは、ママ・パパが「子どもの英語力にマッチしたものを選定すること」。この2つが効果に繋がり、私たちの子どももそうですが、実際におうち英語の取り組みだけでも、堪能に英語を話すバイリンガルに成長している子もたくさんいるんです。

好きなことを英語で学ぶ、ホビングリッシュに注目!

 もう1つ、最近注目されている習い事として、ホビー(趣味) ×イングリッシュ(英語)=ホビングリッシュというものがあります。つまり、「好きなことを英語で習う」というもの。最近だと、「英語で学ぶサッカー」、「英語で学ぶバレエ」などが人気です。「英語を学ぶ」という手法だと「英語嫌い」に繋がることもよくあります。「英語を学ぶ」のではなく、好きなことを「英語で学ぶ」のであれば、その壁は乗り越えやすくなります。

何から始めるか

 子どもの英語のレベルに合ったものを継続して取り組んでいくことが大切です。1日10分でも良いので、続けやすいボリュームで始めましょう。最も重要なのは、「英語が好き」というマインドを作ってあげることなので、そのためには、ママ・パパも子どもたちと一緒に英語の取り組みを楽しむことが大切です。「こうじゃなきゃダメ」という決まりはないので、ママ・パパ・子どもに合ったオリジナルの取り組みを作っていけるとよいですね。

リトル・ママ編集部が厳選!スクール&アクティビティ

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