香苗先生の法律コラム

掲載日:2016年07月13日

今晩のスープは、賞味期限の近いミルクで♪

ママの皆さま、こんにちは。皆さまも私も、ほぼ毎日のように、何かしらのお買い物をしていると思うのですが、ここで変な質問ですけれど、お買い物って好きですか? 私は、嫌いじゃないけど、けっこう腰が重たいです。だって面倒なんだもの。自分の欲しい好きなものが、いつの間にか買い物されていて家にあったら楽だな~♪なんてものぐさなことを考えたりします。お買い物に行って、あれこれ選ぶ楽しみがスッポリ抜けちゃっているよ、なんて指摘されそうですけど…。

私の好きなものの傾向としては、食べ物関係ではオーガニックやフェアトレード関係のものです。ちょっとお高いですけれど。例えば、スーパーで、ふつうの人参3本入り198円、オーガニックの人参2本200円(しかも小さ目)が並んで売られていたとしたら、2本のオーガニック人参を選ぶことが多いです。また、ふつうのチョコレート1枚100円、フェアトレードのチョコレート1枚170円があったら、やっぱりフェアトレードチョコレートを選ぶことが多いです。(人参もチョコレートも、『いつも』ではなく『多いです』という歯切れの悪さは、その時のお財布事情が関係しております…汗)

そして、オーガニック人参を買う時は、「無駄なく使い切る量だし、高いから無駄なく早く使おうという意識が働くし、栄養価が高そうだし、身体によさそうだし♪」ということが、フェアトレードチョコレートを買う時は「もったいないからちょっとずつ食べるので太りにくいし、なんだか良いことしてる感が気分いいし♪」ということが、“何となく”頭にありました。 ―「持続可能な社会」や「消費者市民」や、これらを2つの内容を含んだ「ESD」という言葉の意味を知るまでは、“何となく”です。
これらの言葉って、まったくもって意味不明な言葉で、なんのこっちゃ、ですよね。私も最初に聞いたときは“サッパリワカラナイ”と思いました。でも実は、家庭科の教科書に出てくる言葉なんですよね~。ということは、大人としては、またママとしては、とりあえず知っておかねば。

まず「持続可能な社会」ですが、何が持続可能(持続できる)社会なのかというと、地球の多様な生物や、大気、水、土、エネルギーなどの資源が、絶滅したり、汚染されたり、枯れてしまったりすることなく、未来に渡ってずっと続いていくこと、つまり子どもたちの未来に、ずっとバトンタッチしていける社会ということです。
今の社会を、持続可能な社会にしていくために、私たちは「消費者市民」として行動していくというわけなんですが、では、消費者市民として行動するってどういうことなんだろう? それは、例えば「賢いお買い物をすること」だったりします。減農薬であれば土壌汚染は減るのかな、とか、フェアトレードの物を買うことで児童労働や低賃金労働を減らすことができるかな、とか、自分のお買い物からつながる様々なことを考えてお買い物をすることです。
そして「ESD」。Education for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されるんですが、これまたさらに分かりにくいですね(汗)。誤解を恐れず簡単に言っちゃうと、やっぱり「持続可能」なので、未来にちゃんとバトンタッチしていこうという姿勢は同じで、そのための「教育」ということになるから、子どもから大人まで、世界の環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題のことを考えながら、身近なところから、いろいろ取り組めるようになりましょう~ということを言っているんですね。
例えば、食べ残しや賞味期限切れの食品の廃棄が引き起こす問題について考えて、食べ残しや買いすぎて腐らせてしまう食品を減らそうとか、すぐ食べるから賞味期限の近いものから買ってみようとか、そういう行動を日常生活の中で実践できるようになろう、ということなんです。

ESDって、日本であまり広まっていませんよね。でも実は、これを国際社会に向かって提唱したのは、何を隠そう日本だったんですよ。もう、どんどん物を消費する時代でもないでしょうし、これから広まるのかしら?