コラムvol.15 「法律相談の相談料30分5千円って高い?」

何か法律の問題があって相談したいと思った時に、心配なのは相談料のことです。ネットなどで調べてみると、30分5千円くらいが相場なのかな、と思いました。私の感覚では、相場のお値段はお高くて、なかなか行こうと踏ん切りがつきません。無料法律相談のところもありますよね?香苗先生のところは無料法律相談をしていますか?
質問者:かおりん(仮名)

ママの皆さま、こんにちは。先日私はある団体の「離婚のお金入門講座」というセミナーで講師をさせていただいたのですが、そこでも法律家への報酬が話題になって盛り上がりましたので、今回はこのご質問にお答えしてみたいと思います。
さて、お答えする前にひとつご理解をお願いしたいことがあります。それは弁護士や司法書士の報酬は“自由化されている”ということです。昔は報酬規定があって一律に決まっていましたが、現在は独占禁止法の関係から一人ひとりの先生が自由に報酬を決めることになっています。ですからこれからお答えすることは、私の考えです。他の先生のお考えと多少なりともズレが生じる可能性をご理解くださいね。

では本題に入ります!
まず無料法律相談。これを実施しているところはほぼ公的機関だと思います。そこで無料法律相談に応じている法律家には公的機関から報酬がいくらか支払われている場合がほとんどでしょう。それから債務整理の相談は無料としている先生が多いようです。ほかには、法律相談に来られた方がそのまま事件処理の依頼をしたときは無料とする場合で、相談料はその依頼された事件の報酬に含まれると考え別途相談料をいただかないというのが理由だと思います。あと考えられるのはボランティアかしら。ただ法律家もお仕事ですから報酬を得て食べられなくては生きていけませんので、いつもボランティアでできるほど余裕のある先生はどのくらいいらっしゃるのか私には不明です。
次に有料の法律相談。私の事務所も30分5,250円(税込)ですが、 私は「その金額を払うに値する価値や満足を、その法律相談で得られるかどうか」ということなのかな、と思っています。その法律相談で得られる知識・トラブル対処方法・精神的負担の軽減などに価値を見い出せるかどうかです。ところで「法律相談で得られる答え」と「自分で調べて得る答え」の違いは何だと思います? それは、相談者それぞれの具体的な悩みに応じたオーダーメイドの正確な答えが得られるか否かの違いではないかと思います。つまり、自分で調べるのでは一般的なことまでしか分からない、自分の場合はどうなの?という疑問にピッタリの正確な答えを出すことのできるのが法律家なのです。そして相談料5,250円は、もし法律家と同じ答えを自分で導こうとしたらかかる資料代や時間や労力、そしてなにより必要な法的思考力等を考えると、納得をして頂ける金額かなと思います。また、実際に法律相談に行ったとして本当に“その”法律家からちゃんと答えが得られるかどうか分からないという不安は、初めていった病院、美容院、塾などの場合と同じかもしれません。口コミや紹介があれば安心なのも同じですね。
最後に無料と有料の違い。基本的にはナイと言いたいところですが、やっぱりそこは法律家も商売だし人間ですから、気合いの入り方は違うし、責任の持ち方も違うかもしれません。私は責任をもってちゃんと気合いを入れて法律相談をしたいので、そのまま依頼を受けるとき以外は有料しかやっていません(笑)
司法書士 森 香苗(もり・かなえ)
東京都出身。大学法学部を卒業後、法律事務所をはじめ、不動産鑑定士事務所、一般企業、派遣社員など様々な仕事を経験した後、独立開業。
不動産鑑定士事務所にいた頃、競売物件を扱う中で、住宅を差し押さえられてもどうすることもできないなど、法律の知識がなかったために不利益を被る人をたくさん見る。
また、シングルになったが財産分与のやり方がわからず、問題を抱えこんでしまう女性にも多数会う。法律を知らないために大変な思いをしているママが多いことを痛感。少しでも彼女たちを支援できないかと考え、司法書士という立場から様々な相談に応える。
相談・問い合わせなどはメールで(名前と連絡先をお忘れなく)


[香苗先生にカキコミでいろいろ聞いちゃおう♪]
もっともっと、ママの役に立つコラムにしていくために、
ママの意見や感想をスレッドで大募集!
スレッドもチェックしてね♪


▲ページの先頭へ