ピピっと子育て情報

掲載日:2008年11月02日

手のひらから始まる物語「おてて絵本」

手のひらから始まる物語「おてて絵本」
リトル・ママ編集部では、子育てのシーンで「おてて絵本」という一風変わった遊び方が広まりつつある、という情報をキャッチしました。さて、いったいどんなものなのでしょう?

おてて絵本って何?

新潟在住の絵本作家・サトシンさんが考案した、親子で楽しむ手遊びの新しいカタチ。手を絵本に見立てて、そこから空想の物語をアドリブで生み出していくというものです。たとえるなら歌舞伎の「勧進帳」、イマドキ風に言うなら「エアー絵本」…という感じでしょうか。この不思議な面白さに魅了される人も多く、テレビや新聞など、メディアでも取り上げられ話題になっています。

おてて絵本のやり方

用意するものは、何もなし。子どもと大人がペアになり、2人とも手のひらを広げてそれを絵本に見立て、子どもに物語を作って話してもらいます。聞き手の大人は「うんうん、それで?」「それからどうなったの?」と相槌を入れ、話が進みやすくするよう促します。途中で否定したりするのはNG。話がどんなに曲がりくねっていても、おしまいまで聞きましょう。

子どもたちの反応は?

子どもは誰もが「小さなクリエイター」。最初は照れたり戸惑ったりしていても、少しヒントを与えるだけで、どんどん物語ができあがっていきます。何とかゴールにたどり着くと、それが自信になり、そこからは子どもたちも夢中。想像(創造)力が刺激され、次々に新しい物語が生まれてくるようになりますよ。 ちなみに、この「おてて絵本」で遊ぶことでコミュニケーション能力や表現力がアップし、自由に語る~相槌を打ちながら聞く、というやりとりから子どもにも安心感が生まれ、ママと子どものコミュニケーションにも役立ちます。普通の絵本に対する興味をかきたてるきっかけにもなるようです。

サトシンさんってどんな人?

「おてて絵本」の考案者であるサトシン(佐藤伸)さんは昭和37年生まれの絵本作家。ひょうひょうとした人柄と、ひとなつっこい笑顔を持った3児の父親です。初対面の子どもとでも、すぐに友だちになってしまいそうな雰囲気を持つサトシンさんの主著は、「おったまげたと ごさくどん」「はんぶんこ」など。詳しいプロフィールは下記HPをどうぞ。

この「おてて絵本」、子どもたちの情操教育に役立つということで、幼稚園や小学校で取り入れているところもあるそうです。自由な語りを聞くことで、子どもたちがどんなことを考えているのかを知る、ひとつのきっかけにもなります。おうちでやってみると、家族の楽しい時間がきっと増えるはず。道具も準備も必要なく、場所を選ばずできるので、お部屋やお風呂の中でも、車の中でもOK!もちろん寝る前の読み聞かせ…もとい、「語り聞き」にもぴったりです。まずは私たち親が、おてて絵本にチャレンジして「手本」を示してあげるのもいいかも知れませんね。

今春、「アミカス」と「そぴあしんぐう」で開催された「やってみよう!おてて絵本in福岡」イベントの様子。両会場ともに大盛況で、サトシンさんと相方のカネッコくんがナビゲートすると、子どもたちからは「おかしなお話」がどんどん飛び出しました。